自由からの逃走

自由とは 備忘録人を愛することができるためには、人間はその最高の位置に立たなければならない。 人間が経済という機械に奉仕するのではなく、経済機械が人間に奉仕しなければならない。私が証明しようとしたように、もし愛が、いかに生きるべきかと言う問…

生き物の即物性

僕が生物と影について考えるようになったきっかけは、東日本を襲った大地震であり、津波であった。あの大災害を自ら体験し、人間が大自然の圧倒的な力の前では、河原の石の影に身を潜める虫けらと同類であることを、津波が思い知らせてくれたのである。まっ…

中庸的な時代に

何はともあれ先進国は満たせ、皆贅沢であり、ある中庸を目指して時代は動いているように感じる。 反社会的なポーズも、真ん中から観察すれば、さほど変わらない。 こんな時代の中、時代の先駆者建築家の動きは難しい。 時代を推し進める大きなジェスチャーの…

自由な建築

都市と建築との関係を最優先し、オブジェクト的な建築を排除する建築家が多々見受けられる。一見、今日的な建築家像として最もだと納得する一方で、そのように建築はこうあるべきだと決め付けること自体に違和感を感じる。 建築は自由でいいのではないか。 …

フランク・ゲーリーのマニフェスト

まずアイデアが浮かぶ。しょうもないけど気に入る。模型をつくって嫌いになるまで見続けて、それから違う模型をつくることで、最初のしょうもないアイデアを別の見方でみる。するとまた気に入る。でもその気持ちは続かない。部分的に大嫌いになって、再び違…

つくりかた

技術を革新して 手を鍛える 生活を直視して 空想にふける 緻密に企て 偶然を呼び込む 限りを尽くし 社会に委ねる 信念を曲げず 自在に動く そうやって 進歩を怠らず 経験を心に蓄え 作っていけば 良いのだと思う。

carnival

ディテールについて

1.「これどうなってんの?」ディテール 2.「これなんでこうしたの?」ディテール 3.「これ単純で明快だね?」ディテール 1については、谷口、槙が該当 2については、スカルパ、バラガンが該当 3については、カーン、坂本が該当 1については、以前まで否定し…

私のTODOリストの先頭にあるもの

夢を忘れない 働きすぎない 思ったことを口にする 友達を大事にする 幸せになる

これができたら苦労しなし

1.「半歩先」を行くアイディア 2.誰がなんと言おうと絶対やりたいアイディア 3.チームメンバーや上司、お客様が好きそうなアイディア 4.実現しそうな割と無難なアイディア 5.テーマを解決する最適な答えと思われる、優等生アイディア

スタンフォード大の教授が提唱

1) 単純 2) 意外性 3) 具体性 4) 信頼性 5) 感情に訴える 6) 物語性

井上ひさし「座右の銘」

むずかしいことをやさしく、 やさしいことをふかく、 ふかいことをおもしろく、 おもしろいことをまじめに、 まじめなことをゆかいに、 そしてゆかいなことは、 あくまでゆかいに。

環境設備デザインについて

設備デザインについて、柔らかいデザインのイメージがふつふつと湧いてきた。 躯体をなめるようにダクトが走り、風とか空気のことに思慮を巡らす。 現象学的デザインに一番近い分野は、環境デザインなのかもしれない。

金村修(写真家)

金村修の切れ味鋭いナイフみたいな言葉もとても好きだ。【写真編】 「いい写真って、言葉から逃れてるんだよ。」 「とりあえず、撮る! 撮れる時に、撮る!」 「調子悪いのに出すとかさあ、駄目でも出すとかさあ、それでも止めない人が作家なんです。200本撮…

自分に内在するものを探求することは結果的に和の探求か

Matohuと言う名のアパレルブランドがある。「マトフ」と読み「纏う」という日本的概念を中軸に据えたブランドである。 彼らの探求の方向は高階秀爾が言う日本美の個性:大きなものではなく小さなもの、力強いものよりも愛らしいもの清浄なものなのだそうだ。…

住宅の全体性について

部分の集合が全体を成す。それぞれのコンテンツを統合する形式を明確に提示する。こういった形式性なくして全体性を提示することは可能か? 1. 全体のみ提示 2. 明確な部分の提示 3.建築自体の形態とかそ−いうものではなく、違う文脈から建築の全体性を獲得…

一人の建築家として

あーどうやって生きて行けばいいのだろう。 設計ができれば何でもいいです、なんていったら少し楽になるのかな? 夢がかすむ、へこむ、もっとスーパーにならなくては!!! バイタリティー!カモーーン! 一人のアーキテクトとしての自覚、自信、誇りをもつ…

上海生活2

アトリエでは、中国ローカルの設計環境を、組織設計事務所では、ダイナミックに発展する中国自身を肌をもって経験しました。

仕事のルール1

❽3K もいいじゃないか: 汚い・きつい・危険の頭文字が3K。これをよしとして汗水流すのが東工大流だ。華麗さで競っては勝ち目がない。

野生の巣箱

肌感覚や動物的な本能を大事にしていくことが今、重要だと考えています。難しく考えない。理念的に考えすぎない。いわば、原始人の気持ちになるということ。気持ちいいかよくないかで判断すること。こうした考え方は以前はレベルの低いことだと思われがちで…

偉い人1

偉い人は、要領がいいとかじゃなく、仕事してる時間が格段に長いんだよ。飲み会の翌日は早起きしたりしてね。あ、でもしすぎると、ホントに倒れちゃうから気をつけて。

形式とカタチ

自分は形式主義者。物事を記号的に捉えることを得意としている。 なので、形式についての自分の使い方のルールを整理する。 形式→formal カタチ→form 形式とは、カタチの式ということでカタチを記号的式によって表現するもの。要は言語化。 カタチの定義が難…

デザインの仕事

デザインを仕事としている人なら、仕事の90%はクリエイティブとは直接関係のない雑用であることを知っている。しかし、この雑用にいかに取り組むかで、仕事の質が左右されることに気がつく人の方がかっこいい。

自己実現的思考

創造的思考とは、好奇心、探究心、行動力が根源的3要素。

野望・野心のあり方

レム:WHY NOT? コンセプチュアルな力強いものが爆発する 斜に構える訳ではなくて 楽観的 野望・野心のあり方

歴史の歴史

建築とは技術のことである。眼には見ることのできない精神を物質化する為の。私の中の建築とは私の精神の一部が眼に見えるような形で表象化されたものである。いわば私の意識のサンプルと言っても良い。私は建築家としてこの技術を磨くことを心がけている。…

技術的文化、文化的技術

前回、取り上げてみた技術、文化を一つの言語にまとめてみる。

上海検討中1

文化⇔経済、習慣⇔消費、慣習⇔資本など。建築が今後も継続して存在するために、文化的価値を担保することは自明。これらの二つの事象が対立事項なのかの検証。その中庸を担う事象があるかを検討してみましょう。言語にすると普通。こんなときはボトムアップ具…

興味のある建築的言語1

浮遊感、プラスチック、ストライプ、豪華さ、ハイブリッド、和風

中国ー日本

今日友達と中国と日本の違いについて議論になった。 基本的には3つの違い ・スピード〈デザイナーとクライアント〉 ・スケール〈規模、空間〉 ・ディテール〈テクノロジー〉 スピードに関しては、近年世界的に作業の合理化が進み、ある一定のスピードでプロ…