CG技術について

上海での設計実務に際して、クライアントとの打ち合わせでは図面およびパースが必要になる。〈最終段階まで模型はあまり使わない〉こういった状況下では、パースのもつ役割は、大きい。少し前まで戸建ての住宅を設計していたのだが、パースを作るために、CG会社とメールで遣り取りし、気づいたことをここに書き留めておく。
一番はレスポンスの早さだ。信じられない早さで修正版をメールで送ってくるのだ。30分くらい。これは使える。そして、価格もリーズナブル。あとは欲しいものといえばテイストのバリエーションと個別性だ。作家性を投影できるようなパースのタッチを自由自在に選択できることが理想的だと思う。
CGパースの世界にはどのような広がりがあるのだろうか?まず当然通常の手で描くパースよりもリアリティがある。具象的、反抽象的である。そこでよりディテールを作り込み、本物の写真に近づけたいと思うようになる。建築家はこの一つのツールを使ってどのようなことを想像することができるのか。より迅速に最終成果物のイメージを提出できる?もっと本質的なスキームにコミットしたい。複雑な空間モデルを具象的なイメージによって担保する?
では建築家に設計時にどのような影響がありうるだろうか。パース主導で設計が進むという仮定のもと。
。。。
ライトはパースありきで設計が進むらしい。。うーーん